亀田師匠レプリカ作製も、いよいよボディに入ります。
元々がナチュラルカラーだったので、木の上に分厚いクリアーが塗られてるわけなんですが…
コレを剥がすか…非常に迷いました。
だって、全部剥ぐの大変ですから…
迷いながらペーパーでガシガシ削ります。
やっぱり塗装厚い!!
大変だ!!
そんな訳で…
このクリアーを全部剥ぐのはやめます。
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でも、亀田師匠の実物のベースはこの様に所々剥げてます
この赤○の箇所はホワイトが完全に剥がれて木の下地が出てますよね。
こういう部分は実際に下地が出るまで削ることにします。
それ以外の所はある程度クリアーを残しとい方が塗装の乗りが良いのでは??
という素人考えもあります。
余談ですが…
高いギターって塗装が剥げやすいんですけど…
それは塗装の薄さがあります。
あれ?高いくせに塗装ケチってるのか??
と思いそうですが…
大体のギターなどの弦楽器は木で出来ており、その木の本体の振動で出音が変わって来ます。
塗装が分厚くなっちゃうと、その分本体の「鳴り」を邪魔しちゃうんです。
なので、高い楽器ほど「木本来の鳴り」を生かす為に極薄塗装なんです。
自動車とかとは逆ですね!!
メルセデスやレクサスなんかの塗装はめちゃ分厚いですからねー。
さて、制作に戻りまして…
前回、ネックポケットにかさ増しの木を貼りましたが、
このままだと継ぎ目に段差ができるので、パテで埋めます。
同じようにストラップピンのネジが折れて、中にビスが残っている箇所も…
パテで穴を埋めます。
ペーパーで磨いて…
水で削りカスを流して…
更に目の細かいペーパーで磨いて
流して…
コレを数回繰り返しながら…
うん…まぁ~こんなもんかな??
白くなっているところは完全にクリアー塗装を剥がして、木が剥き出しになっている箇所です。
亀田師匠の66’sの特徴で、師匠本人も「チャームポイント」とおっしゃってる
「エクボ」も
このように再現する為にちょっと深めに削りました。
ボディの裏側も
この様に剥げている箇所は削りました。
本当は全部剥いだ方が良いのかもしれませんが…
大変なので…。。
で、この下地まで剥いだ場所は雰囲気出す為に、ウッドオイルを塗り込みます。
ココで木材の差が出てしまいますね。
実際の66’Sはアルダー材と思われるので、杢目はあまりはっきり出ないのですが…
この素材のベースは多分、ジャパニーズアッシュと呼ばれるいわゆるセンではないかと思います。
杢目はアッシュっぽいですが、重さからしてセンかなぁ~と。
アッシュならもっと重いはず。
木目の間の密度も、ちょっと薄い気がするので…
ウッドオイルを塗ると余計に杢目がはっきりしちゃいましたね…
それはそれで好きなんですけど…
レプリカとしては…ちょっと違う感じになってしまいました。
こればっかりは木材なのでしょうが無いですけどね。
さぁ、下地はこんなもんでしょう。
塗装に入りますが、塗りやすいようにネックポケットに持ち手を付けます
サンディングシーラーを塗って、下地は完成!!
さて、いよいよ塗装に入ります。