亀田師匠レプリカ その6

亀田師匠レプリカ作製も、いよいよボディに入ります。

 

元々がナチュラルカラーだったので、木の上に分厚いクリアーが塗られてるわけなんですが…

コレを剥がすか…非常に迷いました。

 

だって、全部剥ぐの大変ですから…

 

迷いながらペーパーでガシガシ削ります。

やっぱり塗装厚い!!

 

大変だ!!

 

そんな訳で…

このクリアーを全部剥ぐのはやめます。

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でも、亀田師匠の実物のベースはこの様に所々剥げてます

この赤○の箇所はホワイトが完全に剥がれて木の下地が出てますよね。

 

こういう部分は実際に下地が出るまで削ることにします。

 

それ以外の所はある程度クリアーを残しとい方が塗装の乗りが良いのでは??

 

という素人考えもあります。

 

余談ですが…

 

高いギターって塗装が剥げやすいんですけど…

それは塗装の薄さがあります。

あれ?高いくせに塗装ケチってるのか??

と思いそうですが…

 

大体のギターなどの弦楽器は木で出来ており、その木の本体の振動で出音が変わって来ます。

 

塗装が分厚くなっちゃうと、その分本体の「鳴り」を邪魔しちゃうんです。

なので、高い楽器ほど「木本来の鳴り」を生かす為に極薄塗装なんです。

 

自動車とかとは逆ですね!!

メルセデスやレクサスなんかの塗装はめちゃ分厚いですからねー。

 

さて、制作に戻りまして…

前回、ネックポケットにかさ増しの木を貼りましたが、

このままだと継ぎ目に段差ができるので、パテで埋めます。

同じようにストラップピンのネジが折れて、中にビスが残っている箇所も…

パテで穴を埋めます。

ペーパーで磨いて…

 

水で削りカスを流して…

 

更に目の細かいペーパーで磨いて

 

流して…

 

コレを数回繰り返しながら…

うん…まぁ~こんなもんかな??

白くなっているところは完全にクリアー塗装を剥がして、木が剥き出しになっている箇所です。

亀田師匠の66’sの特徴で、師匠本人も「チャームポイント」とおっしゃってる

「エクボ」

このように再現する為にちょっと深めに削りました。

 

ボディの裏側も

この様に剥げている箇所は削りました。

本当は全部剥いだ方が良いのかもしれませんが…

大変なので…。。

 

で、この下地まで剥いだ場所は雰囲気出す為に、ウッドオイルを塗り込みます。

ココで木材の差が出てしまいますね。

実際の66’Sはアルダー材と思われるので、杢目はあまりはっきり出ないのですが…

 

この素材のベースは多分、ジャパニーズアッシュと呼ばれるいわゆるセンではないかと思います。

 

杢目はアッシュっぽいですが、重さからしてセンかなぁ~と。

アッシュならもっと重いはず。

 

木目の間の密度も、ちょっと薄い気がするので…

ウッドオイルを塗ると余計に杢目がはっきりしちゃいましたね…

 

それはそれで好きなんですけど…

 

レプリカとしては…ちょっと違う感じになってしまいました。

こればっかりは木材なのでしょうが無いですけどね。

 

さぁ、下地はこんなもんでしょう。

 

塗装に入りますが、塗りやすいようにネックポケットに持ち手を付けます

サンディングシーラーを塗って、下地は完成!!

 

さて、いよいよ塗装に入ります。