懐かしい彼を思ふ

音楽を趣味とは言いますが…

 

大抵、「音楽が趣味」という方は聴く方なのかとは思います。

 

演る方と言うのは…

幼少から習い事でピアノを習っていた方々とか…

身内や近い方が音楽関係のお仕事をしていて、関りが多かった方とか…

セレブでクラシック音楽が身近にある方とか…

 

そんな方々なのでは?と思います(勝手な想像)

 

正直、自分はどれにも属していません!

あ、姉が幼少の頃ピアノ習ってましたね…

自分も習いたかったんですけど、「男の子がピアノって可笑しいよ!」と親に言われ、止められたを覚えています。

姉のレッスンについて行って、練習を見ていたり…

家に誰もいない時にこっそり姉のピアノを触ったり(勿論弾けない)

親からは「姉のピアノは高価だからお前は触るな!」

と言われていましたしね。

 

今思えば、もしかしたらこの時から自分は楽器に興味持っていたのかもしれませんね。

そんな、音楽は聴くことはあっても、演奏とは全く縁のない生活でした…

 

が…

 

中学の時にBOΦWYを知ります。

 

世代がバレますねw

これまた姉の影響なんですけどね。

BOΦWYのビデオ「CASE OF BOΦWY」を見て衝撃を受けました!!

カッコよすぎる!!

 

興味をひかれたのはBASSの松井さん

もう、本当にBASSが一番カッコいいと思ったんですよね。

そこから自分の音楽人生は始まりましたね。

 

中学で初めてバンドを組んで…

(BOΦWYのコピーバンド

高校では文化祭で演奏したり

(Xのコピーバンド

大学に入るとバイトに忙しく、趣味に時間を費やせなくなり

(自分の中での暗黒時代)

 

そして…

社会人になり…

椎名林檎さんを知り…

また音楽に対する興味が復活して、バンドをしたいなぁ~と思っていた頃に椎名林檎東京事変コピーバンドでBASSを募集しているのをSNSで見つけ…

(確かミクシーだったかなぁ~。)

 

身分不相応なギタリストと出会います。

彼は同い年で、大学でバンドを始めたそうです。

ソコからずっと本気で弾き続けてるので、自分とは比べ物にならないレベルです。

いろんなバンドから引っ張りダコのスーパーギタリスト!

そんな彼となんで出会えたのか今でも不思議です。

そんな彼との初LIVEで一番好きなアレンジの

丸の内サディスティック

 

youtu.be

自分のBASSの稚拙さは…

今更アップすると恥ずかしく思います。。

 

彼と出会ってから、音楽に対する心意気は随分変わりました。

まぁ~今更プロを目指すって事は無いのですが…

 

なんでも物事に対する真剣さってのは大事ではないですか!?

気楽にやってるから楽しいってのもありますが…

真剣に練習などやれる事をやったうえでの達成感はまた格別で…

彼と一緒にバンドしていてソレを気付かせてもらいました。

正直、この音楽に対する考え方って…仕事と同じで…

彼と一緒にバンドしながら本当に色々教わりました。

 

ま、結局そのバンドは自分の不満から解散したのですけど…

 

その後も彼は普通に接してくれて…

二人で飲んだり…

解散した後もまた違うバンドに誘ってくれたり…

自分のバンドのヘルプで参加してくれたり…

自分のLIVEにも来てくれて…

今思うと、「人格者」って彼の事を言うのかなと…

 

 

そんな、私の憧れの彼は2021年の8月13日に亡くなったんですけどね。

 

 

その前に体調がすぐれず入退院を繰り返していて…

息子ともお見舞いに行って色々話もしたんですけどね。

 

体調良くなったらまた一緒に演ろうねって。

 

でも、

 

自分が彼の死を知ったのはSNS

葬儀の当日で…

通夜は勿論、告別式にも行けなかったんです。

 

 

それが本当に悲しくて…

悔しくて…

 

 

それから一年経った今年

 

命日に彼の実家に伺えて…

ようやくお線香もあげることができて…

お墓も教えて頂き、その後直接お墓にも伺えて…。。

 

自分の中で、ようやく彼とちゃんとお別れができました。

 

 

ずっと心に引っ掛かっていたものが取れた気がします。

 

 

多分彼の最後のステージとなったのですが…

限定公開で載せますね。

ボーカルが練習不足で公開を嫌がっていたので…

youtu.be

 

BOΦWYのイベントLIVEで、即席バンドですけど…

実際に三回しか練習でスタジオ入ってない…

 

このメンバー…

ボーカル(本職はベーシスト)とドラムは今、プロとして活躍しています。

一度きりの演奏でしたが…

 

このメンバーでのLIVEができたのは自分の中での結構な自慢です。

 

そちらの世界に行った時、君に恥ずかしくない演奏で、またセッションできるようにBASSの鍛錬しますね!!

 

もうしばらく待っててね!

ヨッシー!!